大阪産業大学孔子学院 Confucious Institute at Osaka Sangyo University

大阪産業大学孔子学院開学式典 開会の挨拶

籠谷正則 学長 本日は、大変お忙しい中、大阪産業大学孔子学院開学式典に各方面から多数の方々のご出席をいただき誠にありがとうございます。
この度、さる8月28日、中国・北京市におきまして学校法人大阪産業大学は中国国家漢語国際推進領導グループ弁公室(通称「漢(かん)弁(べん)」)と大阪産業大学孔子学院の共同設立に関する合意書に調印し、本日の開学式典を迎えることができました。これもひとえに国内外の方々のご尽力の賜物と厚く御礼申し上げます。特に、中国側では、漢弁主任の許琳先生、上海外国語大学学長の曹(そう)徳(とく)明(めい)先生、同国際文化交流学院学院長の徐宝妹先生、日本国内から、中国駐大阪総領事の羅(ら)田(でん)廣(こう)先生、中国大使館教育処の孫(そん)建(けん)明(めい)先生、中国駐大阪領事で教育室長の劉(りゅう)占山(せんざん)先生、同じく教育担当の遊(ゆう)衣(い)明(めい)先生には、孔子学院設置に向け格段のご理解とご協力をいただきました。高い席からではございますが、改めて深く御礼申し上げます。

 さて「孔子学院」は、中国政府が国家プロジェクトとして中国語および中国文化の普及のために、世界各国に設置し運営されている教育機関です。現在のところ、世界では50ヶ国以上に200ヶ所近くの孔子学院が設置されており、日本国内ではすでに8つの「孔子学院」が設置されています。この度、日本では9番目の孔子学院として、上海外国語大学の全面的な協力のもと、大阪では唯一の孔子学院が大阪産業大学に開設されることになりました。本学が上海外国語大学に共同運営をお願いしましたのは,過去7年間の学生交流の実績があったことです.また、大阪市が上海市と姉妹都市関係にあることも考慮して、上海外国語大学が最適なパートナーであると判断いたしました。

 大阪産業大学孔子学院の設置場所は、大阪駅前第3ビル19階にあります本学の梅田サテライト教室内です。交通の便など立地条件がよく、社会人の方々も退社後気軽に種々のイベントに参加いただけるものと思っています。

 大阪は、中国語を学ぶことにおいて、日本の都市の中でも特に長い歴史を有しています。大阪産業大学孔子学院は、大阪を中心にその伝統を生かしつつ、最新の中国語教育法をも取り入れて中国語の学習を基礎にして、真の中国の歴史・文化・社会・経済・環境問題等を共に学ぶ場としたいと考えております。また本学には、中国からの留学生が約1,100名も在籍しています。本孔子学院は、これら留学生の協力も得ながら、中国と日本の文化交流や技術交流の架け橋となるよう精力的に活動してまいります。

 どうぞ、皆様の温かいご支援を賜りますようお願い申し上げまして開学式典の挨拶とさせていただきます。

平成19年11月26日
大阪産業大学学長 籠谷正則