孔子学院中国経済講演会

開催日: 2013年2月27日
時 間: 18:00~20:00
場 所: 大阪産業大学孔子学院(大阪駅前第三ビル19階)
講 師: 内田 康一(農学博士、三菱化学環境安全・品質保証部グループマネージャー、三菱ケミカルホールディングス グループ基盤強化室部長)      
峰 毅(経済学博士、東京大学大学院経済学研究科招聘講師、元三井化学取締役)

開 催 主 旨

 領土問題をめぐって日中対立が激化し、昨年の9月以降、中国本土で反日気運が高まった。青島市黄島ではイオンやパナソニックの工場、また各地では日本車が一部の人たちによって破壊されるという事態にまで至った。「チャイナ・リスク」が急拡大する中、中国に進出している1万4千社の日系企業はジレンマに陥っている。「撤退」か、「継続」か、日系企業にとっては、苦渋の選択を迫られている。世界最大規模級の中国市場なくして、日本経済の回復・成長は可能なのかについても問われつつある。  一方、本年1月下旬から「濃霧」に覆われる中国の北方地域に多くの交通事故が発生し、大量の命が奪われている。経済発展を優先し、環境問題を蔑にしたつけが回ってきた。大量の大気汚染微粒子が日本まで飛んでくる。「北京咳」とも呼ばれる喘息が発症する。中国人は、「粉ミルクが汚染されたら輸入品を、水道水が汚染されたらボトルのミネラルウォーターを代替にすればよかった。しかし空気が汚染された今、どのように呼吸すればよいのか」と嘆いている。中国は今、環境問題に象徴される内憂と日中関係に象徴される外患に直面している。今後中国はどのような道を歩もうとしているのか。  三菱化学の中国ビジネスを手掛けてきた内田康一氏は北京に6年半近く滞在し、中国ビジネスの最前線を知り尽くしている。こうした内田氏ご自身の中国経験は、われわれが中国経済の本当の姿を理解する上で欠かせない報告となるはずである。峰毅氏はビジネス界で長きにわたって活躍したあと、中国経済の研究に没頭し、東京大学から博士号(経済学)を取得した「実践と理論の両方に通じる」研究者である。峰氏には、中国化学産業の世界化学工業団体への加盟をめぐる一連の動きについて語っていただく。 中国ビジネスに関心を持つ大方の皆様の参加を期待しております。

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誰でも参加できるが、座席に限りがあるため、お早めのお申し込みをお願いします。