大阪産業大学孔子学院中国文化講演会のご案内

 東洋文化の代表として欧米の世界でも認識されつつある日本の禅仏教ですが、その起源は鎌倉新仏教の祖師たちの入宋求法経験にあります。『喫茶養生法』を著わし喫茶の習慣を日本に伝えた栄西禅師や、只管打坐の禅を広め名刹「永平寺」を開いた道元禅師らの祖師が若き日に中国に渡り、現地で学んだものを日本に持ち帰り、新たな宗派を立てたことは広く知られています。

 今回は、日本曹洞宗の高僧、福井県御誕生寺の住職をつとめておられる板橋興宗禅師をお招きして、日本の禅仏教と中国文化との縁や、禅仏教が今日の人々の暮らしに与える示唆などについてお話いただく講演会を開催することになりました。

 板橋興宗禅師こと閑月即真禅師は、昭和2年のお生まれで、東北大学文学部を卒業して曹洞宗大本山総持寺貫首のもとに出家されました。多くの高僧に参禅して研鑽を積まれ、福井県武生市の瑞洞院や石川県金沢市の大乗寺などの住職を経て横浜総持寺貫首に就任し、在任中に曹洞宗管長を二度務められました。平成14年、総持寺貫首、曹洞宗管長を辞し、御誕生寺の復興に専念され、現在は御誕生寺住職でいらっしゃいます。著書は『良寛さんと道元禅師――生きる極意』、『興宗和尚の人生問答』、『むだを堂々とやる!――禅の極意』、『〈いのち〉をほほ笑む』、『猫は悩まない』、『足の裏で歩む』など多数あります。

 御誕生寺は福井県越前市庄田町に位置する曹洞宗の修業道場であり、現在は捨て猫、傷病猫を保護するネコ寺としてもその名が知られて、度々テレビ番組に取り上げられています。最新情報はhttps://www.facebook.com/gotanjoujiにアクセスしてご覧ください。 皆様、爽秋のひと時、心静かに、中国文化や禅の世界に浸ってはいかがでしょうか。 多くのご来場をお待ちしております。

1.対   象: 学生、社会人、中国語学習者及び中国文化、仏教に興味のある方
2.時  間: 2015年11月15日(日曜日)13:30~15:30
3.場  所: 大阪産業大学梅田サテライトキャンパス レクチャーAルーム
大阪駅前第三ビル19階
4.講   師: 御誕生寺住職 板橋興宗 禅師
5.演  題: 日本の禅文化と中国
6.受 講 料: 無料
7.定   員: 80名
8.申込方法: メールかFAXか電話にてお申し込みください.
9.連 絡 先: 大阪産業大学孔子学院
TEL   06-6442-5784
FAX   06-6442-5794
MAIL  info@osu-confucius.jp